全米ヨガアライアンスとは世界中のヨガ講師、学校、スタジオによって構成される、世界で一番大きなヨガの協会です。
そのヨガアライアンスが定めるスタンダードを満たした学校やスタジオがRYS=Registered Yoga School、そのRYSが提供するアライアンスプログラムを修了した講師がRYT=Registered Yoga Teacherになります。

 

現在、「ヨガ講師」と資格は国家資格ではないことをご存知でしょうか。

すべてのヨガの資格は、大小さまざまあるヨガの流派や団体、中には個人が独自で発行している任意のものです。 混沌としたこの状況はヨガの、形に縛られることなく自由な思考を尊重する性質上、唯一無二のスタンダードを決めることが難しいからかもしれません。

ただそのため、各々の流派、団体が、各々のルールで講師を認定できる、もしくはもっと極端なことを言えば、例えば自宅でDVDを手本にヨガをし、翌日から「ヨガ講師です」とクラスを開催するのも、「問題ない」ということになるのです。

 

80年代から90年代にかけて、ヨガブームが世界を席巻し、多くの人がヨガ講師資格を取得しました。
シヴァナンダヨガ、アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ…古くからある流派にくわえ、数多くの新しい流派が生まれました。 それにより年代性別体力などを問わず、多くの人がヨガに興味を持ち、自分にあったヨガを見つけ、そしてヨガの恩恵を受けることができるようになりました。
その一方、スタンダードがなかったゆえにさまざまな「レベル」で講師認定が行われるという大きな問題も、抱えるようになりました。 未熟な講師の指導により生徒が怪我を負うという事故や、怪我まではいかなくても効果を感じにくかったり、また逆に体調不良になってしまったことで結局ヨガから離れるという結果になったり…。

ありとあらゆるヨガの資格が乱立する中、ヨガアライアンスは結成されました。
存在する様々なスタイルのヨガを尊重しながら、講師、学校、スタジオの新しいヨガのスタンダードをつくることがヨガアライアンスの使命です。

 

もちろん、ヨガアライアンスもひとつの任意団体です。
しかし分かりやすく、安全であり、かつ厳しい必須指導要綱をヨガの流派を問わずに掲げたことにより、多くの流派や学校がヨガアライアンスのスタンダードを自身の講師養成プログラムに取り入れ、今では信頼度が一番高い「講師資格」のひとつとなりました。
ヨガアライアンスに認定されていることは、講師、学校、スタジオにとって「信頼」の証といえるのです。
現在、世界で37,000以上の講師、2500以上の学校が厳しい審査を経てヨガアライアンスに認定されています。

 

日本でも現在、多くのスタジオがヨガアライアンスプログラムを提供しています。
ヨガアライアンスは、指導技術、方法、解剖学、哲学…といった項目ごとに必須講義時間を定められており、その各々の項目に沿い、時間数が足りていれば、細かい内容の決定は各スタジオに委ねられているため、流派やスタジオ、スクールの信念によってプログラムの詳細や性質が異なってきます。

 

わたしたちの信念は「ヨガのすばらしさを伝えることのできる指導者を育成し送りだすこと」です。
その信念のもと、ポコスタの指導者養成講座(TTC)は、ヨガ指導者としての「知識・技術・実践」を得、そして講師として「Be Confident=自信をもつ」を最終目標に組み立てられています。