クラス

ヴィンヤサフローヨガ:
『シークエンス』に強くなるための3つのステップ

※こちらの講座はポコスタのRYT500プログラム必須講座です。
※こちらの講座は全米ヨガアライアンスの継続学習対象講座です。

内容

ヨガのポーズを指導するとき、指導者として最も重要なスキルの一つはポーズがどのように心身に作用するかという確かな知識をもっていること、つまりアライメントへの理解です。

しかし、グループ指導や今、多くの指導者が挑戦しているオンラインなどの指導の場では、生徒一人だけを集中してみることは難しく、ましてやカメラを通すことで繊細な正確さを欠いてしまう情報では、ポーズに対して正しい指導を行うことは困難を極めます。そんな中でもクラスをフローさせ生徒を動かしながら、安全、かつ効果的で満足度の高いクラスを行うために、指導者にはクラスのプラン=シークエンスがいつも以上に重要になってきます。とくに指導を始めたばかりの講師にとって、不足しがちな情報を補うための経験がまだ浅いからこそ、明確なプランをもつことは大きな意味を持ってくることでしょう。

どんなクラスプランでもその基礎に、ポーズをどのようにシークエンス(組み立てて)していくかという強い意志が存在すべきです。実際、技術の高い指導者のクラスは気持ちよく流れがあり、ときには行き当たりばったりである気さえします。しかし実際は行き当たりばったりというでたらめからは程遠く、しっかりと考え抜かれた緻密なプランを持っています。

適切なシークエンスをつくる方法やシステムは数多く存在しています。このワークショップでは生徒が楽しく、そしてヨガのすばらしい恩恵を受けることができるクラスを作るための、一番簡単で、安全で、そして効果的な方法を3つの段階に分けて学んでいきます。

 

パート1:まずシークエンスの基礎知識を学び(学びなおし)、知識を増やしましょう。つまり「空間で身体はどのように動くのか」ということです。この知識をきちんと得ることで、安全で生徒にとってよいクラス作りをすることが可能になります。そしてこれは、すべてのシークエンス作りの基礎になる部分です。一般的な身体の動きを仕分けし、理解することで、すばらしいヨガクラスを作るというゴールに一歩近づくことができます。

パート2:次にピークポーズやターゲットについて学びます。もちろんクラスでは複数のポーズを教えますが、ピークポーズやターゲットがそのクラス全体の展開を決めていきます。

パート3:最後に、「時間」と「割合」のテクニックを学び、シークエンスの知識をさらに深めていきましょう。時間のテクニックは今クラスのどの程度まで進んでいるのか、そしてどの程度の時間が残っているのかといった感覚をつかんでいきます。「時間」は、鮮やかで活気に満ちた初盤、活動的な中盤、そして心身が落ち着く結果が生まれる終盤…といったクラス作りの重要な要素です。「割合」のテクニックは偏りなく、よりバランスのとれた満足感の高い経験を生徒が得られるように、各々の動きがどの程度クラスに含まれているべきかを学びます。

 

この3つのパートに分かれた各日3時間ずつ、計9時間のコースでは、シークエンスの基礎的原理に対する知識を得ることができます。生徒を観察することがいつもより難しい状況でも、生徒にとってより楽しく、すばらしい恩恵を得ることのできるクラスを指導することが可能になるでしょう。

 

  • クラスの組み立て方法を知りたい方
  • シークエンスの復習をしたい方
  • きちんと整理して学びたい方
  • オンラインクラスをはじめたい方
  • 安全で効果的な指導をオンラインなどでもしたい方
  • 大人数のクラスでも満足度が高いものを提供したい方 など

講師

フランク・マウロ(ERYT500)

通訳

緒方理子

スケジュール

5/3・4・5(日月火)9:30~12:30
※3日間連続受講をお勧めしていますが、1日ずつでも受講可能です。

受講資格

RYT200修了生、もしくはすでに指導を始めている方

定員

20名ほど

参加方法

(すべて税込み)

3日間:
20,000円(RYT500受講生)
22,000円(ポコスタメンバー)
24,000円(一般)

1日:
7,000円(RYT500受講生)
8,000円(ポコスタメンバー)
8,500円(一般)

お申し込み後、メールにて受講方法をご案内いたします。

備考

※こちらの講座はカメラのオン必須です。
※受講方法に関しての使い方やQ&Aなどはこちら

講 師

フランク・マウロ Frank Mauro

ニューヨークに生まれ、ニューヨークで育つ。幼少の頃より父親を通してヨガのアーサナに触れる。この頃、数えられないくらい多くのヨガの「練習」を父親と共にしたが、自身の探求というよりは父親との関係を深めるためのものであった。
1990年以降、ヨガと瞑想の実践に本格的に向き合い始める。自身のホームであるニューヨークは現代ヨガの首都といわれ、リチャード・フリーマンやジュディス・ラサターといった多くのすばらしいヨガ指導者が存在した。彼ら彼女らの元で学びを深めていくとともに、アメリカ中を旅し、さまざまな実践経験を得る。
1996年、ヨガを教え始める。2001年、当時高い評価を得ていたオームヨガセンター(ニューヨーク)で指導を始める。その後、2004年から惜しまれながらオームヨガセンターが閉鎖した2012年まで、指導者養成プログラムの講師メンバーの一員を務める。養成プログラムではプログラム全体にメイン講師、もしくは共同講師として携わり、数十の講座を教える。中でも彼が担当していた講座のひとつである「初心者の教え方」は、生徒より高い評価と人気を誇る。
2012年、オームヨガセンターで同じくシニア講師として活躍していたヨガ解剖学のジョー・ミラーやエドワード・ジョーンズといった他講師たちとNow Yoga(ニューヨーク)を立ち上げ、2013年よりNow Yoga独自の養成プログラムの指導を開始する。世界で一番のヨガスタジオ激戦区といわれるニューヨークシティでNow Yogaは多くの生徒から支持され、2018年秋、いよいよマンハッタンに待望の新スタジオをオープンすることが決定する。
同2013年、初めて日本に指導のため訪れる。以降、年に2度日本に訪れ、主にTOKYOYOGA、Under the lightヨガスクール(東京)やあづみのヨガスタジオポコ☆スタ(長野)の他、大阪、京都など様々な場所で指導を続ける。2014~2015年には東京エリア最大のヨガ&ライフスタイルイベント「ORGANIC LIFE TOKYO」にてヴィンヤサヨガのクラスを担当する。
現在はニューヨークで自身のスタジオや養成プログラム、多くのプライベートクライアントにヨガを指導する傍ら、日本でも養成プログラム(あづみのヨガスタジオポコ☆スタ)のメイン講師を務める。彼自身がカリキュラムから作り上げ、さらにディレクターを担う全米ヨガアライアンスRYT200認定「Infinite Groundヨガ指導者養成プログラム」は常に進化し、国内でも有数のプログラムへと成長し続けている。

NOW YOGA主催(NYC, USA)
E-RYT500
ヨガアライアンス継続教育プロバイダー

Frank Mauro was casually introduced to yoga asana as a young child through his father. Although there were countless practice sessions in this time period, they served more as a platform to bond with his father than any individual exploration.
It wasn’t until 1990 that Frank fully committed himself to the practice of yoga and meditation.
As a native of New York City, he took advantage of spending years studying with NYC’s most skilled teachers, as well as studying with visiting teachers and traveling through out the U.S. to expand his practice experience.
Frank began teaching asana in 1996, and in 2001 began teaching at New Yorks esteemed Om Yoga Center. He was a member of the Om Yoga teacher-training faculty from 2004 until the studios closing in 2012. During this time Frank had led, and co-taught dozens of teacher trainings through Om Yoga and became the main teacher for the “How to Teach Basics” portion of the teacher trainings.
In 2012 he co-founded Now Yoga in New York City, which has had its own teacher-training program since 2013.
It was also in 2013 that Frank visited and taught in Japan for the first time. Since then, he returns to Japan two times every year to teach in various locations, mostly Azumino, Nagano and Tokyo.
Although living in NYC, Frank is an active member of the Pocoyoga teaching staff in Azumino, Nagano. He founded and directs the Infinite Ground TT program, which is always expanding and developing.
Written July 6, 2018

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